芸能界で知られる遠野なぎこさんの健康状態が、多くの人の注目を集めています。長年苦しめられてきた摂食障害と強迫性障害、そして激しい体重減少の背景には、複雑な精神的苦悩が潜んでいるのかもしれません。本稿では、遠野なぎこの病状と生活の変遷を詳細に追跡します。
遠野なぎこは病気?激やせを時系列で紹介
女優として活躍し、バラエティ番組で独特の恋愛観と毒舌キャラクターで知られる遠野なぎこさん。しかし最近、彼女の身体的変化や外見の変貌が視聴者の間で大きな話題となっており、ファンや関係者から「激やせした」との懸念の声が上がっています。ここでは、彼女が激やせした過程を時系列で振り返ります。
2015年
2015年頃の遠野なぎこさんは、健康的で若々しい表情を保ち、「アウトデラックス」などの番組で毒舌キャラクターとして活躍していました。同年、衝撃的な自伝『摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。』を出版し、15歳から続く摂食障害の経験を告白。続けて発表した『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』も大きな反響を呼び、彼女の過去と向き合う姿勢が注目されました。
2019年
2019年8月放送のドラマ「ルパンの娘」に出演した遠野なぎこさんは、まだそれほど激やせしていませんでした。フェイスラインはふっくらとしていましたが、年齢を重ねた影響か、どこか弱々しい印象を受けました。長年摂食障害の治療中であった彼女でしたが、この時点では大きな体型の変化は見られません。2020年、5月と6月に立て続けに愛猫を亡くした経験を境に、彼女の体重は徐々に減少し始めたとされています。このプライベートな喪失体験が、彼女の身体的変化に影響を与えたと推測されます。
現在
現在の遠野なぎこさんは、2015年と比較して明らかに体型が変化しています。頬がこけ、目元も痩せ、一回り小さくなったように見えます。長年摂食障害と向き合いながらも、料理を作ることを楽しむなど、前向きな一面もあったようです。精神状態が大きく影響するこの病気の特性上、症状は常に変動し、その時々の心理状態によって体調や体重が左右されることが特徴的です。
遠野なぎこ病気を公表?
遠野なぎこさんは、バラエティ番組に出演するたびに手の震えが目立ち、さらに激痩せの姿から「病気ではないか」との懸念が広がっています。2023年3月27日には摂食障害の「揺り戻し」を公表し、精神状態が症状に大きく影響していることを伺わせます。摂食障害に加え、強迫性障害も抱える彼女は、精神的に不安定な状態が続いているとか。特に2020年のコロナ禍による自粛期間中には、食欲低下により10キロもの体重減少を経験しており、その背景には複雑な精神的要因がある様子が見て取れます。
遠野なぎこの摂食障害は母親が原因?
遠野なぎこさんは、15歳から摂食障害を患い、その原因は母親にあるとか。栄養不足と過多を繰り返し、生理不順が続き、現在も大量の薬を飲んでいるようです。16歳の時、母親のアドバイスで収録中に食べて吐く行為を繰り返し、その後摂食障害と診断され、長期休業を余儀なくされました。母親も摂食障害を患っており、その苦しみを娘にも味わせることに疑問を感じていたといいます。遠野なぎこさんは、現在も摂食障害と戦い続けているそうです。
最後に
遠野なぎこさんの苦悩は、身体だけでなく心の問題も含む深刻な戦いです。彼女の勇気ある告白は、摂食障害や精神疾患についての社会の理解を広げるきっかけになるでしょう。彼女の回復と健康を心から願っています。